今回は映画館の新しい体験、アトラクションとしての楽しみ方について考えてみたいと思います。
4DXとMX4D
今では4Dと言うキーワードで映画を見る事は普通になってるかもしれませんが、二つの種類があると言う事はご存知でしょうか?
まず1つ目は4DX。こちらは全国のイオンシネマやユナイテッドシネマ、シネプレックス、109シネマズなどで設置されています。
もう一方がMX4Dと呼ばれる形式で、全国のTOHOシネマズに設置されています。
正直、どちらがより映画を楽しめるのか?最近両方で同じ映画を見る機会があったので検証してみたいと思います。
こちら、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」。

こちらを始め4DXで見てきたんですが、すごく面白くてもう一度行こうと言うことになり、今度は違う形式で試してみようと、2回目はMX4Dに行ってきました。
違いは何か?
双方ともウェブサイトにはいろいろなギミックが紹介されています。その主なものはまず風、そして水(水しぶき)、座席の動き、首元から空気が吹き出すと言う効果もありますね。あと霧が出てくると言う効果も。
あと、激しいマッサージチェアがいきなり起き出すような、 背中を叩かれるような効果もあります。

もう、全体的には4DXもMX4Dもさほどギミックの違いは感じられなかったんですが、全体的な感覚で言うと、
4DXの圧勝。
なぜか?ゴジラよりもその効果の違いの方が気になってしまったところもあるので、じっくりとその効果を感じていたんですが、MX4Dのほうは全体的にアクションが強めです。
例えば、吹雪のシーンではアームレストの先端のほうの穴から勢い良く風が吹き出してきます。この噴出口との距離が近すぎて、明らかにドライヤーの風を当てられているような雑な感触があります。
一方4DXの場合は、近くに風の噴出口はないと思われ、会場の側面の壁から大きな風が吹きつけると言うようなリアルな感覚があります。風にもいろんな表情があるんですね。こういった違いが効果の「雑さ」と言う感覚となって伝わってきます。

またアクションシーンで何かものにぶつかったときとか、椅子の背もたれがゴツゴツと隆起し、背中を押してきますが、MX4Dの方はその動きが大げさに強かったりします。
あと、この効果はMX4Dだけだと思うんですが、落雷やスパークなどの映像になったときに、スクリーンのすぐ外側でフラッシュが眩しく光る効果があります。これは、スクリーン外なのでそこに目がいってしまうというか、映画の世界から一気に現実に呼び戻されるような、興ざめしてしまうような感覚があります。
ということで、一言でいえば「効果が雑」。(申し訳ないですが)
それに比べて、4DXの方が効果がより自然で、上品に感じられます。それが映画自体の画面に気持ちをのめり込ませてくれる役割を果たしているんだと思います。
今、比べたのは1本の映画だけので、ほかの作品はどうなるか分かりませんが、再度見に行くのであれば、圧倒的に4DXに軍配が上がります。
皆さんはどうですか?
そういえば、爆音上映と同じく、体感の効果も最大限強くした上映なんてのも行われてみたいですね。こちらも面白そうでいずれ行ってみたいと思います。