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野外で古典映画を見る?お洒落だね。でもそれで満足かい?

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夏ですね〜、暑い時はやっぱ映画館ですか?いや、夏だからの外での映画でしょ。今年も野外映画上映があちこちでで行われているようで。

第3回 2017 湖畔の映画祭 – Fuji Motosuko 野外フィルムフェス

新宿シネマ&バルWEEK|新宿シネマバル|小田急

野外での映画上映って最近多くないですか?こちらの「キノ・イグルー」さんが有名です。移動映画館。カフェや商業施設など、毎回場所を変えて映画の上映を行なっています。こちらのインタビューがすごく面白い。

移動映画館「キノ・イグルー」の有坂塁さん「依頼がなければ収入はゼロのリスクある」 | マルナゲ® 

近年、私の大好きなレトロ映画館もミニシアターも、シネコンと言われる大型の上映施設に追い込まれつつある現状ですが、一方でこう言った「上映のスタイル」を変えた映画の見せ方も増えています。

映画館と上映権

映画館って上のインタビューでも触れていますが、映画の「上映権」が鍵なんです。移動しない映画館であれば上映権と、土地代と設備の維持費、この二つが主な経費。これをペイできる人を入れなくちゃいけない。その辺をこの移動映画館はついているんですね。

でも、移動上映にもそれを許可する権利を持っている作品が限られているそうで、作品選びのセンスが問われます。

やっぱり商業的には売れ筋のタイトルは高い。でもあまりマイナーな映画は普通の人は面白くないよね。ってところで、食事や上映の場所、映画の内容とリンクした企画で差別化をしているわけですね。

正直、野外やフェスでの上映では「映画自体」で勝負できないんですよ。だって何十年前のモノクロ映画とか、数年前のB級ものとか、ネットでも見ないでしょ?だから企画と一緒にする。やってる人は十分わかってると思うんだけど、もっと売れ筋の面白い映画を流したいんだけど、それじゃあ成立しない。なんか、映画を愛しているが故のこのもどかしさ。

今やシネコンやレトロ映画館以外のイベント映画上映は、映画そのものの価値ではなく、「映画」というアイコンをファッションのアイテムのように飾り付けて売っていると理解しています。お洒落なお店の料理を食べながら素敵な空間で「通好みの古典映画」を見るなんて、オサレでしょう?

いいんです。映画をアイテムとして使っても。それも一つの楽しみ方。多くの人と一緒に楽しむ方法はそれしか残されていない事もわかります。でも、もう一つ、、、最新のブロックバスター映画をみんなで楽しめる方法はないのか?お飾りじゃなく「映画そのもの」をもっとみんなで楽しめる方法はないか?そんなストーリーをこの場では考えていきたいと思っています。

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